認知行動療法

認知行動療法について

認知行動療法は、ものの考え方や受け取り方という「認知」に着目した心理療法です。精神的に悩みを抱えたとき、マイナスに「認知」は偏る傾向にあり、自分の心を苦しめてしまうことがあります。こうした偏った考え方や受け取り方を、現実を客観視するように見つめ、前に進めるように思考の癖を気づく練習をしていきます。専門家から指示されるのではなく、患者様自らの気づきを大切に、問題解決ができるような行動は何かを一緒に考えていきます。
日本では、認知行動療法を専門的に学び、患者様に適用できる専門家が少ないことも現実としてあります。しかし、当院では認知行動療法を専門的に学んだスペシャリストが患者様に認知行動療法を行っております。さらに、当院に来院することが難しい患者様にも認知行動療法で日常生活をより良いものにしていただきたく、オンラインカウンセリングも行っております。まずはお気軽にご相談ください。

対象となる主な疾患

認知行動療法の特徴

自分で対応できる力が身に付く

認知行動療法では、治療を継続することで患者様自ら問題に対応できる力、思考のプロセスを身に着けることができます。最初は専門家からの助言をもとにして練習を重ねていきますが、徐々に患者様自らで歪んだ認知に気づくことができるようになります。生涯に渡る治療や介助を必要としないため、自立した社会経済活動の中で生きていく力を付けていただけます。

副作用がありません

認知行動療法は、薬物療法と異なり副作用がありません。特に、当院では専門的に認知行動療法を学び、経験を積んだ専門家が患者様にアプローチしますので、適切な思考プロセスを習得していただけます。

認知行動療法の流れ

問題を整理する

患者様の抱える悩みや課題を主治医とともに整理していきます。

今後の方針を決める

問題を整理した上で、今後の治療方針を決めていきます。

考え方や受け止め方の練習をする

専門家と一緒にものの考え方や受け止め方を柔軟にとらえる練習をしていきます。

当院のカウンセリングでは、下記のことに取り組んで参ります。

  • カウンセラーとの対話を通じて今よりも楽な考え方を発見できるようにする
  • 自分を大切にする考え方ができるようなツールの練習
  • カウンセラーと一緒に苦手なことに挑戦する
  • 普段からどのような練習をしたらよいかを計画する

再発予防を学ぶ

何度も繰り返し練習し、改善したことが今後再発しないようにどうしたらよいかを学んでいきます。

認知行動療法のよくある質問

認知行動療法を受けるとどんなメリットがありますか?

認知行動療法を受けていただくことで、下記のようなことが期待されています。

・自分の考え方のクセや長所や短所に気づくことができ、客観視することができるようになります。

・話を聞いてもらうことで、考えや問題点の整理をすることができます。

・人とうまくコミュニケーションととるにはどうしたらよいのかを、具体的な場面を例に挙げて、カウンセラーと一緒に考えることができます。

・友人や家族には話せないことを聞いてもらうことで楽になります。

・カウンセリングを終了した後も、自分の考え方のクセを自覚し、問題解決をする行動をとっていくことで、再発を防ぐことができます。

など

認知行動療法はどんな精神疾患に効果がありますか?

認知行動療法は、うつ病、パニック症、社交不安症、強迫症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、過食症、慢性痛等の患者様に効果があると言われています。

認知行動療法はどのように行うのですか?

1か月に1~4回と相談者のペースに合わせて行います。1回50分かけて面談形式で行います。一般的には12回~20回程度行いますが、病状によりそれより短くなることもあれば長くなることもあり様々です。「アジェンダ」と呼ばれる問題を感じた一場面を取り出して、その時に相談者の頭の中に浮かんだ考えや行動に注目し、より適応的な考え方を一緒に考え、問題に対処する力を伸ばしていくようにします。

料金について教えてください。

50分(1回):7,000円(税込)

※キャンセルの場合、前営業日の17時以降は3,000円のキャンセル料が発生します。

保険の適用ができません。自費となります。

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